Translate/翻訳/中国語

話すための医療系英語のススメ

医療に従事する方々に少しでも英語に興味を持っていただきたく始めました。楽しく覚えて明日から使える英語です。

2014年12月25日木曜日

医学英語で『紹介』はintroduceではない??

「作業療法に患者を紹介した」

医学英語で『紹介』はintroduceではない??
===============

多くの病院ホームページで

患者紹介を

Patient introduction 
としています。

これでも意味は通じるのでしょうけれど、海外で紹介状を書くとき

「Introduction 」 という単語を使うと、違和感を感じます。

なぜならもっと適切な表現があるからです。

Refer

です。

Referral
となります。

ですから上記の例ですと

===========
We referred this patient to occupational therapy.
============
となるわけです。

こういうのは、なぜintroduction ではいけないのかよりも、

慣用的に使われている用法を使用するというのが原則です。

和製英語と考えられます。

ホームページの「患者紹介」ネットアドレスをみると、ほぼ間違いなくintroduction, introduce になっています。
UK でもintroduction to patient やintroduce new patient system
など類似で使用されますが、患者紹介に使用されているのはほとんど耳にしません。

UKの友人に尋ねてみたところ、

================
Haha. Introduce sounds more like for friends or showing something new.
Example "let me introduce you to john".
And introduce also feels optional. "Let me introduce you to the new iPhone 6" but you don't have to buy it.
Haha.

So that's why correct use of English is refer to. Because you are directed to the person with the intention to have something done
================

和製英語でも通じますが、

電話などでこの単語を使うと

「そちらの科に患者さんを導入させていただきたいのですが」

ぐらいの違和感はあるかと思います。

最初は

『通じればなんでもいい』

から始めて

『適切な英語』へ

あなたは今、どこにいますか?

プロフェッショナルはプロ用の用法を覚えましょう。

2014年12月10日水曜日

who 関係代名詞 英語

「プレンテーションのちょっとしたコツ」

英語で症例提示するまえに知っておきたい「話始め」のコツ。
=========================

英語で症例提示してください。

そういわれてスラスラ出来る人は少ないのではないでしょうか。日常を思い出してください。仕事で実はいつも症例提示をしています

看護師さん
「あの患者さんどう?」

PT「バイクで事故った若者ね。かるーい脳挫傷あるけど、大丈夫みたい。現場けいれんあったみたいだけど、入院してからはないね。リハビリも順調だよ」

こういう何気ない会話で、私たちはいつもなにがしかの「症例提示」をしています。

「若年男性。交通外傷にて搬送。現着時痙攣発作、数分にて自然消失。頭部CTにて脳挫傷認めるも経過良好。現在リハビリ中」

とでも約せばいいでしょうか。

こういう文章を、なーんも考えずにまず

「英語で話始める」

方法を覚えましょう。

「スポーツと同じ」なのです。

同じことを、体に叩き込む。

ではどう始めればいいのか。

=================
This is a ○○-year-old gentleman/lady/boy...................
=================

この次が大切なのです!!!!

最初に人物の属性(性別・年齢)を

「とりあえず』言ってしまう。

そしてその後、、、、、、、、、、、、、、、、

「who」

をつけましょう。

何も考えなくていいんです。

ただ

Who

をつけてください。レイザーラモンHGみたいに(あれはフォーだけど)。

とにかく、

人物を言い切る。

そして

WHO!!

バカの一つ覚えでいいんです。

覚えましたか??

それから

「彼(彼女)に起こったこと」

をWHO以降で説明するのです。

何が起こったのか

He was involved in road traffic accident (RTA) and presented with seizure.

簡単ですね。

ただ説明すればよいのです。では組み合わせてみましょう。

This is a 25-year-old gentleman who presented with seizure after RTA and the seizure was self-aborted in a few minutes on site.

というようにつなげちゃえば、ふつーに話しているように聞こえます。

=======まとめ===========
○始めに患者さんの属性を『とりあえず』説明する

○『WHO』をマスターする

=====================

相互汚染 交差感染 看護師 英語

<看護師のための医学英語>==============

We have to wipe it clean between patient to patient to avoid ( ). 

私たちは患者患者間の『交差感染』を避けるためにきれいに拭かなければならない。

A. Infection 
B. Overestimation
C. Cross-contamination 
D. Demise
=============================

相互汚染/交差感染

これが原因で「ナース帽」が廃止になりました。ナース帽をみるのが「戴帽式」か、

古い病棟写真を休憩の時に看護師長さんに見せられた時ぐらいになりました(笑)。

交差感染/交叉感染(面倒なので交差で統一します。どちらも使用されています)の原因としては、歯科治療・エプロン・聴診器・血圧計、まぁそれはそれはたくさんあります。

では問題にいきましょう。

Aは

Infection/感染

です。

Bは

Overestimation/過剰評価

Dは

Demise/死去 (Deathの丁寧な言い方。診断書・メモなどではこちらを使用するほうが、患者さん家族の気持ちを汲んであげることができます。いわゆる婉曲表現です)

ということで

正解は

Cの

cross-contamination

でした。

Contaminationは

「コンタミあるから気をつけてね」

などで使用される

Contaminationと一緒です。

このときには正確には、Cross-contaminationのことを指していることがほとんどです。

2014年12月8日月曜日

硬膜外麻酔 使用 英語

<医師のための医学単語>

When is epidural analgesia commonly ( )?
「一般的に硬膜外麻酔はいつ使用されますか?」

A) deployed
B) employed
C) extubated
D) terminated
=================================

使用される、という単語であれば

Use

がすぐに思いつくはずです。

でもいつもそれでは芸がない(なくてもいいのですが。。)

違う言い回し、つまりぶっちゃけ言えば、

『カンファレンスでプロフェッショナルに聞こえる英語』

を今回は覚えてみましょう。

ワンランク上の英語です。

選択枝をみてみましょう。

deployed

「配置、整備される」

という

医療系というよりも「軍事系」の単語です。

extubate

「抜管」

これはよくICUで使用されますね。

terminated

は、「終わりにする」

ですが、

医療業界では

「終末をむかえる」

という意味を持ちます。

どのようなterminationかはその時の状況によります。

ということで

正解は

B) Employed (put to use)

でした。

Employ

ときけば

「雇う・雇用」

ということに一直線になりがちですが、

「雇う」

とは人を「使う」ことであり、

使用・利用する

という意味をも持った便利な単語です。
654 people reached

2014年12月6日土曜日

鎮痛薬 痛み止め 英語

逆から覚える医療系英語

(A) is any member of the group of drugs used to achieve analgesia 
==========================

わかる人は単語を当ててみてください。

analgesia

とは

鎮痛

のことです。

時に「~法」という意味も単語に込められます。

======================
(例)患者管理鎮痛法 Patient-Controlled Analgesia
===================

問題に戻りましょう。

drug という単語が出てきていますね。

ですから「鎮痛薬」のことのようです。

鎮痛薬を英語で言ってみましょう。

==============
pain killer/痛み止め
==============

いいですね。

ですがこれは「医療系一般用法」とでもいいましょうか、

「痛み止めのお薬出しておきますね」

の脈絡で使われるような「おくすり」の意味です。

「鎮痛薬」という医学英語用の単語ではありません。

では教科書に載せているような医学単語は何になるのでしょうか。

そうですね。

===========
Analgesic/鎮痛薬
==============

決してpain killerが間違い、というわけではありません。

どちらも知っておかなければならない単語です。

使いわけができればいいのです。

子供さんや、簡単に説明したいときには「おくすり」と使えばいいですし、

医療情報提供書なら

「○月×日、鎮痛薬の処方を行った」と書けばいいですね。

2014年12月5日金曜日

看護婦さん 英語 呼び方

「Nurse!!」ではない呼び方。

「看護婦さん、ちょっと、、」
==========================

研修医が病棟看護師さんを呼んでいます。
#################

今回は看護婦さんと使わせていただきます。女性看護師さんを呼ぶとき、慣習的にまだ看護婦さん、と読んでいることが多いからです。医師を、「医師さん!」と呼ばないのと同じ感覚と考えていただければと思います。

まず最初に。

「Nurse!!」と呼ぶのは、極めて不適切な響きを持ちます。

というのも、スタッフが研修医に

「そこの医者!医者!あんただよ!」

ぐらいの響きを持ちます。

病棟では愛想は売っても、喧嘩は売らないようにしましょう。

では、名前も知らない看護師さんをどう呼べばいいのでしょうか?

簡単そうで難しいですよね。

少し離れて作業している看護師さんに声をかけてください。
思い付くまま。

「Hey, You!」

「Hello, hello!」

「Excuse me!」

「Hello, need your help!」

「May I ask you a favour?」

うーむ、しっくりこないですね。

さくっと言いたいですね。

こういうときは

===============
「Staff nurse!」
===============

と叫ぶのが吉です。

もちろんもっと丁寧に言ってもいいですが、あなたは両手が塞がっています(例えば点滴でルート接続を頼みたい)。

Staffという単語をつけるだけで、呼ばれる方には少しマイルドに聞こえます。

小さなことですが、大切な考慮です。

"The journey of a thousand miles begins with a single step"
Lao Tzu

霊安室 英語 説明

医療系英語のススメ

「霊安室はどこですか?」

なかなか医学英語では出てこない単語ですが臨床では、残念ながら、聞かない日はありません。

(例)

あなたは患者家族です。
病棟の看護師に霊安室の場所を聞かなければなりません。

さて、どういいましょうか?

そうですね。

前回話したように、「単語」が出てこない場合、説明すればいいんですね。

話しかけてはみたものの、「霊安室」が出てこない、、、。

Excuse me , can I trouble you,,,,,, my father just passed away,,,in general ward,,,,,

Staff: Oh, i feel sorry about that... what could I help you?

Yes,,, a staff told me that my father already sent to basement and waiting for family to come. I don't know how to get there,,,

Staff : Oh, mortuary. Yes, you just take that elevator and go down to B1, turn right then you will find on left side.
Anything else I can do for you?

That's fine. I appreciate

なんて会話でもどうでしょうか。

Mortuary
mˈɔɚtʃuèri
もーチュありー

てな感じです。

「霊安室」です。

Amputation で片足切り落とした時など

==========
Send to mortuary?
「廃棄でいいのよね?(保管はしないわよね?)」
==========

とよく聞かれます。

これは、宗教、人種、民族によってはすべてをkeepしようとすることもあるからです。患者、家族とのコミュニケーションが大切です。

霊安室でした。

2014年11月28日金曜日

英語 脊椎カリエス 本棚

「英語学習のちょっとしたコツ」

====================

英語学習の効率を向上させるちょっとしたコツを紹介させていただきます。


○上位概念を常に意識する


これはとっても簡単です。

何のことかというと、

例えば「本棚」という単語が出てこなかったとします。

その時に会話が止まります。

本棚、が出てきません。

book......book...put....room


まぁ、それぐらいテキトーに言っていると

「ああ、bookshelfのことね」

と優しい方なら合いの手を入れてくれることでしょう。


これも大切な第一歩です。

相手に言わせる。


もう少しスマートにいきましょう。


○上位概念

本棚の上位概念は何でしょうか。

簡単に言ってしまえば、

「どこに行けば買えるか」

を考えてみてください。

そうですね、

「家具屋」さんです。


本棚は「家具」に含まれますね。

ということで

furniture

という単語を思いつけばいいのです。

a furniture into which we can put a lot of books

とでも言えばいいですね。


医療系英語でも一緒です。

「脊椎カリエスって何ですか」

言われた時にですね、

英語で説明しようとすると、うむむ、となるわけです。


○上位概念を意識する


脊椎カリエスは「どこ」に含まれるのでしょうか。

そうですね、

まず

炎症、感染であること

そしてその原因が結核であること

どこで起こるか。脊椎で起こること。


ここまでくると簡単ですね。

infection/inflammation

TB/tuberculosis

vertebral body

これでもう説明が出来ますね。

まず最初の出だしをやります。定型です。

Caries is a inflammation/infection which is caused by TB in the vertebral body.

とか、とにかく全部の上位概念をいれていけばいいのです。


これは

「単語が出てこなかったとき」

に極めて有効な技術です。


To divide each of the difficulties under examination into as many
parts as possible, and as might be necessary for its adequate solution.

難解なものは「分解」せよ。

デカルトさんのお言葉です。



シェアしていただけましたらうれしいです。
管理人

2014年11月27日木曜日

糖尿病 英語 管理

「糖尿病管理においてそれぞれどのような違いがあるのですか」
===========================================

英語で言ってみましょう。

糖尿病はDMですね

Diabetes Mellitus です。

では口語でどういえばいいでしょうか。

答えは

DM 「ディーエム」



Diabetes

のどちらかです。

フルネームで言っているを聞いたことはありません。

管理は

managementと言い換えられますね。

どのような違い

How is the difference

でもいいですし

What differences

でもいいでしょう。

なんでもいいのですが、せっかくなので

=================---
What differences
===================

という

「名詞化」された疑問を使って会話してみましょう。

この「名詞化」された部分をそのまま文章にしてみます。

There are (some) differences in management in patients with DM/Diabetes



What differences in management are there in patients with DM?

こんな風にいうことができますね。

ついでに

Patients with DM

ってちょっと長いですね。これはこれでいいんです。

この言い方を覚えればあらゆる患者さんをいうことができます。

patients with cardiac arrest/constipation/rash/hypotension

せっかくなので

「糖尿病患者」

と名詞化された単語を覚えましょう。

Diabetics

「糖尿病の」

という意味でも使用されますが、

「糖尿病患者」

として使用することが出来ます。

==============
(例文)
Should Diabetics Sleep With the Lights on?
糖尿病患者は明かりをつけて寝るべきか?
==============
174 people reached

2014年11月26日水曜日

全身麻酔 英語 examine

「全身麻酔に適しているか」

英語の表現

全身麻酔はGAといいます。

General anesthesiaの略語です。

「GAに適しているかを調べる」

これを英語で言ってみましょう。

調べる

はいくらでも言い方がありますね。

check

でもいいですし

investigate(詳しく調べる)

でもよいでしょう。

しかしここでは

checkという軽い単語にしておいたほうがよさそうです。

investigateなら

「原因追求」のような、調査・探索という「ある出来事の追求」という付加的意味がついてしまいますし、

単純な皮下腫瘤摘出の場合もあるでしょうから、checkという

「GAに良いのか・悪いのか、合っているのか・合わないのか」

という、Yes/Noレベル・是非ですので

checkを使ってみましょう。

examine も使えますが、やや物理的な「触ったり、よく詳しく調べたり」

という意味になるので、

checkして異常があれば、examine して、原因追求のために血液検査によるinvestigationを行う、、、というような流れが考えられます。

次に「適しているか」

です。

これも色々言い方があるのですが、決まり文句があってですね、

fit

が使用されます。

ですから

=================================
check fitness for general anesthesia
=================================

というひじょーに簡単な言い方ができます。

access という「評価する」という単語も類似の表現ができるので覚えておくのも良いかもしれません。

2014年11月17日月曜日

suffer from 患者さん 便秘

「患者さんが~で苦しんでいる」

定型文を覚えましょう。

~に入るものはなんでもいいんです。

便秘でも、咳でも。

とにかくこういう表現が使いたいなぁっと思ったときに

すぐ、即答できる力をつけていくことが大切です。

辞書を調べて

「こういう言い方もあると思う」

というのも大変素晴らしい学習なのですが、ここではそれはあまりしないようにしています。

『聞かれた時に、すぐ答える即答力』

これを大切にしていきましょう。

で、

~で苦しんでいる。

一番簡単なのは

suffer from

です。

He suffered from constipation

「便秘で苦しみました」

というような表現が出来ます。

よく文法の問題で

suffer と suffer from

の違いが出てきますが、

医療系ではまず

suffer fromになると覚えておけば間違いありません。

suffer from と言った時点で、「苦しみ」が内在しています。

suffer だけだと、「被害を被ったけど、まぁ、べつに、、、、」

ということも含みとしてあり得ます。

病気の時は、

suffer from

明日から使ってみてください。

シェアしていただきましたら大変うれしいです。

2014年11月15日土曜日

vocal cord inspiration expiration

Vocal cord should be (______ ed) for inspiration

( )の単語を考えてみましょう。

================

今回はクイズです。

(  )に何が入るでしょうか。

すぐ分かった人は素晴らしいです。

ではいきましょう。

まず

Vocal cord

Vocalとはなんでしょうか。

そうです。

バンドで

ヴォーカル、といえば歌い手のこと。

つまり

「声」

です。

では

Cordは?

紐、なわ、くだ、靭帯、つな、腱

とりあえず、硬いひも状のものをいうようですね。

延長コードとかです。

で、Vocal cord

つまり

「声帯」

です。

あー、と声を出すところです。

これが「何かされない」といけないのですね、inspirationされるためには。

さて、何の話をしているのでしょうか。

inspirationとはなんでしょうか。

反対語は

expiration です。

声帯にかかわる inとex

もう想像がつきましたね。

呼気と吸気です。

in なので吸気

ex なので呼気

簡単ですね。

ですから

「声帯は吸気のために、○○しないといけない」

と言っているわけです。

正解は

「外転」

です。

外転、つまり外側に引っ張られないといけないのです。それによって声帯が開いて吸気が出来るということですね。

で、外転は英語でどういうのでしょうか。

abduction

です。

動詞は

abduct

ですから

=========================
The vocal cord should be abducted for inspiration

「声帯は吸気の際に外転位とならなければならない」

「声帯は息を吸い込むために開かなければならない」

=========================

役はなんでもいいのです。

むしろ

「声帯が開く」

といわれた時に

Open

ではなく、

Abduct

が浮かぶかどうか、実は問われているのです。

2014年11月11日火曜日

直腸温 腋窩温 口腔内 英語 体温計

体温の測り方 /英語で言ってみましょう
=====================

計測する場所を英語で説明してみましょう。

口腔内

腋窩

直腸

が一般的ですね。

口腔内は英語でどういえばいいでしょうか。

in the mouth

いいですね。

しかし

oral 「口腔の」

を使用したほうが医学っぽくなります。

患者さんに説明する際には

We are going to check your temperature by putting this in your mouth, is it ok with you?

というように言えますが、

「看護チャート」



==============
 36.7C temperature (mouth)
==============

と書いたりしたら、師長に

「医療者なんだからもっとちゃんと書きなさい」

と怒られるかもしれません。

~~~~~~~~~~~
36.5 degrees (oral)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

としたほうがやっぱりいいですね。

次に

腋窩

Axilla

です。

では逆に「簡単に言うには?」

腋窩を簡単に言ってください。

どうですか

思いつきましたか。

armpit

です。

こういう単語はむしろ学校でならっていないことが多いので、

「Axillaは知っているけどArmpitというとは知らなかった」

という人も多いかもしれません。

日本の英語教育はそういう基礎をしていないので、仕方ないのです

ないなら、やりなおせばいいだけのことです。

直腸は

Rectumです。
これはあまり使用される頻度が少ないですが、ICU,術場では頻用されます。

====================
「直腸温は概ね鼓膜温より1℃高い」
====================

最後にこれを英語で言ってみましょう。

直腸温 temperature taken in the rectum/rectal temperature

概ね usually generally(なんでもいいです)

鼓膜温 tympanic temperature/temperature taken in the ear

一℃ one degree (Celsius) セルシウス、会話ではいりません

ですから

====================

Rectal temperature readings are about 1℃ higher than readings taken in the ear.

「直腸温は概ね鼓膜温より1℃高い」
====================

シェアしていただけましたら幸いです。

鼓膜 英語 体温計 

「体温」

body temperature

今回のテーマは体温です。

体温を測る器具はどのようなものがあるでしょうか。

鼓膜温

水銀計(もうないかな、さすがに)



鼓膜

なんと言えばいいでしょうか。


打楽器で「ティンパニー」というものがありますね。
そうです、でっかい太鼓です。

このtympani

というのは
ドラムや太鼓を指す語源を持ちます。

ですので

tympanic thermometer

となります。

水銀はどうでしょうか。

Mercury glass thermometer

となります。

ちなみに
フレディ・マーキュリーはQueenです。


「観察の際には、検温した点を線で結びます」

かつて手書きの時はこれを看護師さんがこまめにやっておられました(今もしているところは多数あると思います)。

ではこれを英語で言ってみましょう。

あなたは新人ナースに指導しています。

「点直線で結んでください」



dot

line

直線
straight line

つなげる
connect


==============
Please connect these dots with a straight line
これらの点を直線でつないでください
==============

すでに「鼓膜」が英語で出てきました。

tympanic membrane

ですね。


では英語の苦手な人に

「?,,,I don't get it」


と言われた場合、「鼓膜」のほかの言い方は何かあるでしょうか。


この言い換えがとっても大切です。


eardrum

といえばもう少し簡単な言い方になります。

では

Eardrumはどことどこの境界にあるでしょうか。

あなたの上司が質問してきます。

==============

What kinds of structures are separated by an eardrum?

「鼓膜により仕切られている構造物は何か」

==============


答え方はいつもと一緒です。

質問の内容を繰り返します。


なぜでしょうか。


簡単です。


時間を稼いでいるのです(嘘みたいですが、本当だったりします)。

会話で返事ができなければ、すぐ他の人が当てられるか、わかっていないと判断されます。

なので、質問の前半を繰り返しながら、答えを探します。


The structures which are separated by an eardrum,,,,,,


are,,,,


(鼓膜はどこにあるんだっけ、そう外耳道の奥、、、)

outer ear and,,,,,


(奥の構造なんていうんだっけ、、、内耳道、外耳道、中耳道だ!!)

and,,,,,middle ear


とまあ、頭の中はこんな感じで質疑応答が成り立っていきます。


質問の構造をまねして

「時間を稼ぐ」

そしてそれにより

まともな文章を紡ぎだす。



今日はここまでで。


お疲れ様でした。

2014年11月9日日曜日

Observation 看護師 英語

Observation 

看護師さんの第一歩は、「観察」からです。

Observation 

これは基本的業務となります。

Fundamental task 

毎回一連の観察項目を行います。

Everytime a set of obsertations are taken
ここで

A set of ~

を覚えましょう。

観察には血圧や、脈拍、呼吸数、体温など複数が含まれます。

ですから、
Obsertations

となるのですが、

これはワンセットでくるものなので、

A set of ~という「まとめ」の用語で綺麗に整えます。

お作法、ぐらいに思ってください。

10回声に出して読んでみてください。

どうしてそうなるのか、辞書を調べる暇があったら、10回声に出す。

騙されたと思ってやってください。

これは日本語学習者が

######
かえるが
いっぴき、にひき
######

で真剣に何故「ぴき」になるのか調べているようなものです。

理屈は後です。

とにかく、耳に慣れる、なんとなくそういう風に使っている、それを修得するのが上達の近道です。

さて

実はこの日本で言われる検温にも、同意が必要です。

「検温しますねー」

という声かけに腕を出してくる、これは非言語的同意とみなされています。

UK では
Mental Capacity Actという法律にのっとって医療が遂行されます。

Actとは、「法」「決議」「条例」のことで、

法律、law と同意義で使用されますが、actは基本的に一つ一つの法を差します。

「患者さんが同意できる状態」

を簡単に確認してみましょう。

Have

# enough information to make their decision

# enough capacity to make their decision

# these patients are able to make free choice

十分な情報

十分な判断能力

十分な選択の余地

この3つがキーワードです。

ちゃんと情報が与えられていて、それを理解できて、かつ自由に選べる、
ということです。

次回はobsertations の個別に入っていきますね。

採血 英語 venepuncture

「採血」

英語で行ってみましょう。二通りで。
最初は「単語」で。
次に「説明文」でやってみましょう。

採血。

五歳の子に

「さいけつってなに??」

といわれたらどうしますか?

そこから考えていきましょう。

To get a sample of blood by poking with needle

なんかどうでしょうか?

では「看護学科の指導教官」ならどうでしょうか?

This is a procedure by which we can obtain a sample of blood through entering a vein with needle.

ということも出来ますね。

すこーしだけ 「形」に乗っ取って説明しているのがわかるかと思います。

(医学系の先生は型に乗った説明を好みます、言い方さえ覚えれば簡単です)

では肝心の「採血」

実はあまり馴染みがないかもしれません。

Venepuncture
ˈvɛnɪˌpʌŋktʃə

です。

お疲れ様でした。

urine cloudy 混濁 尿

「尿が濁っている」

英語で言ってみよう。


臨床でよく使用される言葉です。

あの患者さんの尿濁っているよ。

混濁あるよ



英語で言うとどういうニュアンスにあるでしょうか?

Dirty?

悪くはないと思います。

しかし、感染で汚いのか、タンパク尿なのか、よくわかりません。
Dirty,と使うこともありますが、もちろん、「てきとー」な言い方です。

他に思い付かなければこれでいいと思います。


正解は


Cloudy

濁っている

です。

これは

青空の雲、ではなく、

どんより、、、そういう雰囲気を持った単語です。


今すぐ使ってみましょう。

2014年11月2日日曜日

muscle strain

muscle strain


よく日常で使われる医療系単語です。


日本語のニュアンスで言うと


「肉離れ(>捻挫)」

にあたるかと思います。


Strainは源語的には

引っ張る → 損傷する


という一連のニュアンスが含まれます。

ですから

動詞として

strain 引っ張る

から

名詞としての

strain 断絶、離断

まで広く使えるのです。

広く使える単語は、ただ、使用するときに
「どういう意味だったかな」と思うことがあると思いますので、そのつど復習してみてください。


「トムはジョギング中に肉離れを起こした」


Tom got muscle strain during jogging.

というような例文を作成することができます。


やや専門的になりますが、関節(joint)に関連する捻挫・筋挫傷の場合、sprainという単語を使用される傾向があります。

ただ一般の方に説明する場合は

とりあえず

You have a muscle strain in your back


というような説明で納得していただけるかと思います。


http://chrisjohnsonpt.com/wp-content/uploads/2012/09/Calf-Strain1.jpg

「妊娠第二期(中期)」

「妊娠第二期(中期)」

英語で言ってみよう。

妊娠期間は三期に分けることができます。

初期 中期 後期(末期) 

「彼女は今妊娠中期です(の状態です)」

三期に分ける場合、

Trimester

という言葉を使います。

前期、後期などの場合はsemester となります。

ですから

She is now in the second trimester of pregnancy.

「彼女は今妊娠中期です(の状態です)」

とすることができます。