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話すための医療系英語のススメ

医療に従事する方々に少しでも英語に興味を持っていただきたく始めました。楽しく覚えて明日から使える英語です。

2014年8月1日金曜日

「~が通常の位置にある/~がちゃんとした場所にある」

「~が通常の位置にある/~がちゃんとした場所にある」

この言い方を覚えてみましょう。

例えば

「挿管後のX線どうだった?」

という上級医の質問に

「はい、ちゃんとした位置にあります」

と答えるにはどうしたらよいでしょうか。

「はい、気管分岐部上方にあります。カリーナの上にあります」

こういう言い方、、、、はまず即答するときにはすらすらと出てくることは少ないかと思います。

では何が違うのか。

実は、

『あいまいな言い方』

を覚えることはとっても大切なことなのです。

「気管分岐部上方に、、、、」

とやってしまうと、分岐部を英語でどういこうかとか、気管と気管支ってどう言い分けるんだったっけ、などの『その会話にはどうでも良い』ことで悩んで、即答するタイミングを逃すでしょう。

なので、曖昧な言葉を覚えるのはとっても大切なのです。

では

「ちゃんとした位置にあります」

を言ってみましょう。

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The endo-tracheal tube (ETT) is in position

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こんな簡単でいいのか、と思われそうですが、まず

『簡単に言えること』

が大切なのです。

in position

と曖昧でかつ、適切な表現を覚えれば、解剖学的位置を説明するまでもないのです。

なぜなら、

挿管をするであろう立場の人間には『当然』のことだからです。

つまり、

『当然』の位置にありますよ。

と「業界的」にいえるわけです。

たった

in position

を覚えるだけです。

難しい単語を覚えている、知っている、ということは、それはそれで素晴らしいことなのですが、本当に大切なのは、

「それをちゃんと英語で解説できるかどうか」

なのです。

誰かに聞かれたつもりで以下の質問に答えてみてください。

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How is the X-ray after CV line? No problem?
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よいか、わるいのか。
現場では考える時間はありません。電話だと思ってすぐ答えてみてください。

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