Grim を会話で使用する
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Grim
a grim face いかめしい顔.恐ろしい,冷酷な,残忍な.
Grim
a grim face いかめしい顔.恐ろしい,冷酷な,残忍な.
a grim struggle 恐ろしい争い, 激闘.〈笑いなど〉ぞっとするような.
a grim smile ぞっとするような笑い.
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うーむ。どう考えても日常会話で使用できるような用例ではないですね。
しかも病院内で。
しかも病院内で。
しかし
SICUやMICUではほぼ毎日のようにこの単語が使用されています。
では見ていきましょう。
A: Hi, guys. How was yesterday's call?
B: Morning, boss. Terrible night indeed.
B: Morning, boss. Terrible night indeed.
A先生 おお、みんな。昨日の当直はどうだった
B先生 おはようございます。ひどいもんでした。
B先生 おはようございます。ひどいもんでした。
A: Oh, dear. How is the damage?
B: We got severe traumatic head injury patient who presented with poor GCS,, which is 3 on arrival.....yeah...
B: We got severe traumatic head injury patient who presented with poor GCS,, which is 3 on arrival.....yeah...
A: I see. What is the brain pathology?
B: Severe right acute subdural hematoma with significant midline shift. Both pupils are dilated and fixed..
B: Severe right acute subdural hematoma with significant midline shift. Both pupils are dilated and fixed..
A: How is the brainstem?
B: no corneal reflex, no gag,,,,
A: So you explained to the family members?
B: Yes, boss,,explained as a grim prognosis.
A: Ok. Let's review the patient.
A先生 「なんてこった。。被害状況は?」
(これはスラングのような使用法です。朝来て担当科に入院がたくさんあった場合、日本語でも『ダメージ』と使用するように、その科の『被害はどれぐらいなんだ』というスタッフ間でのみ使用している単語です。その点に注意してください)
B:「重度頭部外傷が入院になって、来院時のGCSは3でした、、、はい」
A:「で、脳はどうなんだ」
B:「重度の右急性硬膜下血腫で正中偏位もかなりなもんです。瞳孔散大固定です」
A:「脳幹反射は?」
B:「角膜反射も咽頭反射もなしです、、、」
(本当は全て述べなければいけませんが、科の中での会話ですので省略してあります)
A:「で、家族には説明したのかい」
B:「はい。非常に厳しい予後であることを伝えました」
A:「オーケー。じゃあ患者さんのところにいこうか」
こういう感じで
「非常に厳しい予後」
の際に
A grim prognosis
という単語が使用されます。
日本語でも
「極めて厳しい予後」
「予後不良」
などと色々な表現がありますが、それと同じです。
一つの表現として覚えておくとどこかで耳にすることがあるかと思います。
海外でICUをみていれば、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
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