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話すための医療系英語のススメ

医療に従事する方々に少しでも英語に興味を持っていただきたく始めました。楽しく覚えて明日から使える英語です。

2013年10月27日日曜日

逆から覚える医療系英単語

逆から覚える医療系英単語


ではいきましょう。




Frequent ( )usually indicates the presence of a disease.



Frequentな○は病気を示唆(indicate)する。


病気になると起こることのようです。


次です。




Most of the time, irregular ( )is caused by a respiratory tract infection but can also be triggered by choking, smoking, air pollution





respiratory tract; 気道

trigger; きっかけとなる

choking; 窒息

air pollution; 大気汚染


大気汚染や窒息でも起こるみたいです。

irregular;不規則・一定でない

infection; 感染


どうやら呼吸器系に関係がある出来事のようです。


もう少し行きましょう。



( )suppressants such as codeine or dextromethorphan are frequently prescribed, but have been demonstrated to have little effect.


suppressants?

なんでしょうか。

suppress

抑制・押さえつける・抑止

これの名詞ですね。

suppressants

お薬の総称です。「抑制剤・抑制するもの」




○( )を抑制するものとして、

codeine;コデイン

dextromethorphan:デキストロメトルファン
商品名で言ったら「メジコン」なんかが有名ですね。


つまり、これらの薬が( )を抑えてくれるようです。



ここで「中島らも」を思い出した人がいればかなりのマニア?です。(『アモニタ・パンセリナ』参照)



もうわかりましたね?症状ですね。


最後です。


A ( ) is a sudden and often repetitively occurring reflex which helps to clear the large breathing passages from secretions, irritants, foreign particles.



( )はsuddenなreflex(反射)で、それにより気道が閉塞しないようにしている。


何から?

secretion;分泌物

irritants; 刺激物

foreign particles/bodies; 異物



もうわかりましたね。

正解は



咳でした。



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Cough


Coughing is a reflex that keeps your throat and airways clear.
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お疲れ様でした。

2013年10月24日木曜日

逆から覚える医療系英語

逆から覚える医療系英語

久々です。

いきましょう。


It is a common result of head trauma and pressure exerted on the front of the neck too hard in dogs.


exert

はちょっと難しい単語ですね。

do = exert

と大雑把に覚えてください。

「力」の関与する外的動作に使用されます。

exertion は「権力の行使」などで使用されます。


つぎいきましょう。


Eye ( )is a condition resulting in forward displacement and entrapment of the eye from behind by the eyelids.


目の症状なのでしょう。

forward displacement

まえに偏位???



最後です。


( )is also seen in association with Graves' Disease, a form of hyperthyroidism.




もうわかりましたね。


答えは


「眼球突出」


でした。


英語では






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「眼球突出」

prop•to•sis (prɒpˈtoʊ sɪs)

n.
1. the forward displacement of an organ.
2. exophthalmos.
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お疲れ様でした。

2013年10月18日金曜日

Primary Survey

Chapter 1. Overview and Universal Algorithm/Primary Survey

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ではPrimary Surveyにうつります。ここでは

「何を最優先に行うのか・チェックするのか」を学んでいきます。

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The primary survey of ACLS focuses on basic CPR and defibrillation. Start by establishing unresponsiveness and then begin the ABCD of primary survey.

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defibrillation 「除細動」

unresponsiveness 「無反応」
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上記には次の三段階があります。以下Summaryです。

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○Focus on basic good quality of CPR with minimal (中断) and defibrillation

○Establish unresponsiveness

○First "A-B-C-D"
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まず始めの一行から。

(中断)に入る単語は何でしょうか。

中断=ストップ=Stop=?

Stopでは停止で中断(『続きのものが途絶えるということ』)を説明したことにはなりませんね。

知っている単語で思いつくものはないでしょうか。

Javaをやっておられるかたなら

「スレッドインタラプト(割り込み)がさぁ、、、」とか耳にされたことがあるんじゃないでしょうか。

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interruption/ìnṭərˈʌpʃən/

中断,妨害; 中絶,不通.
to cause (something) to stop happening for a time
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========================
CPR with minimal interruption
意訳:「絶え間ないCPR (を心がけよう)」
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あなたがFacilitatorに海外でなった際、

「CPRを行ってください」

とただいうのではなく、

「CPRを行ってください、絶え間ないCPRを/minimal interruption」

と言えばその「意図」は十分伝わることでしょう。

*****************

○Establish unresponsiveness 「(刺激)無反応」


*****************

○First "A-B-C-D"

これはBLS/BCLS/ACLS問わず基本中の基本です。


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AはAirway 「気道確保」

BはBreathing 「呼吸/人工呼吸」

CはCirculation 「循環の確認、胸骨圧迫」

DはDefibrillation/ 「除細動」
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○Airway

Airwayというのは「気道が確保され開いた『状態』」であるとともに「口腔から肺までの『解剖学的構造』」の二つの意味を有しています。ですから

「Establish airway!!!!」と言われたら、その「構造」を思い出し、Airwayがopenになっている「状態」にいち早く持っていかなればなりません。


**************

次にBreathing。

「呼吸」

これを英語で言ってみてください。

「うむむ、呼吸なら、、、、、Breathing?」

そうですね。それでいいんです。

でもせっかくですから、ここで言葉・表現力をもっと増やしてみましょう。



つづきはFacebook

2013年10月14日月曜日

まずはACLSの目標・目的を学んでいきましょう。

まずはACLSの目標・目的を学んでいきましょう。



*Objectives

*Introduction

*Chain of Survival

*Primary Survey

*Secondary ABCD Survey

*Adult Cardia Arrest

*Summary

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*Objectives
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The objectives are to+

○List the scope of ACLS

○Describe the A-B-C-D of primary and secondary survey

○State the universal algorithm for adult


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Algorithm 「アルゴリズム・段階的手順」

State 「〈…を〉(公式に)述べる,明言する; 言う.」

Universal 「一般的な,普遍的な,例外なく当てはまる; 広く行われている.」

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ではScope(知力・研究・活動などの及ぶ)範囲,視野.)から始めましょう。


Basic cardiac life support is the start of ACLS which covers:


○Use of (医療器具) and techniques to (確立する) and maintain airway and ventilation

○ECG monitoring, (解釈)and arrhythmia recognition

○Establishment and maintenance of IV access

○Cardiac arrest treatment and post-arrest care

○Acute coronary syndromes (ACS) treatment

以下上記の5文を使って英語を覚えていきましょう。
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医療機器を説明する時にはどんな単語が適切でしょうか。



続きはFacebook

2013年10月13日日曜日

ACLSに必要な医療系英語。

ACLSに必要な医療系英語。

これからまた新しいテーマとして

ACLSに必要な医療系英語を始めたいと思います。


亀のような遅速運用ですが、少しずつ情報提供していけたらと思っています。

予習がてら参考になる動画をリンクしておきます。


2013年10月6日日曜日

英語で患者さんに質問

イギリス人男性。例えば36歳男性、Mr Smithが座っています。

自己紹介が終わりました。

向こうからは話しかけてきません。

沈黙が続きます。

段々苦しくなってきます。

何かを言わなければ。。。。。。。。


ここで『どのように話を繋げていくか』


これが『英語で臨牀が出来るかどうか』の境目です。


ではそのヒントはどこにあるのでしょう??

実は簡単です。

答えは

「日々の臨床」

そのものです。

つまり、

「いつもやっていることをやる」

それだけなのです。

ということは、、、、

『いつもやっていることを英語で覚えなおせばいいだけ』

そうなのです。そう言ってしまうとみもふたもないのですが事実なので仕方ありません。

ではなぜ多くの人が「英語で臨床」ができないのでしょうか。

それは残念ながら現在の医学教育にも問題があるのです。

「医学英語」と「臨床医学」の『橋渡し』がないからです。

近年はその橋渡しに力を入れている大学や学校も多くなってきましたが、そのまま臨床で海外に行けるという能力にはほど遠いと言わざるをえません。

「acro-」が先端を意味する接頭語、「megaly」が「大きな・巨大な」を意味する接尾語。

なので「Acromegaly」は「先端巨大症・末端巨大症」

・・・・・・・・。

これで終わり。

というのが今までの医学英語教育でした。

本当に必要な臨床英語能力とは、患者さんに「先端巨大ってどういうことですか?」

と聞かれた時に、丁寧なわかりやすい英語で解説できる、というのが臨床英語能力なのです。

それを鍛えていきましょう。


「患者さんへの問いかけ」


さて、目の前の患者さん。

何から問いかけましょうか。

いつもどうしておられますか。

これは基本の臨床なので、いつも聞くことは同じです。

名前・年齢・職業などなどです。

では英語で聞いてみましょう。

まずは年齢から。


********************

今お年はお幾つですか?

Could you tell me your age?

How old are you? (初対面なのでもう少し丁寧にいいたいところです)

May I ask you your age and occupation?

Would you mind telling me how old you are now?

Can I start by asking your age and occupation?

********************


年齢と名前、職業を一緒に聞いても構わないかと思います。時間がある場合などには各々別のセンテンスで質問したほうが丁寧な印象を与えます。
 
職業の答えはどのようなものがあるでしょうか。

construction worker

teacher

administrative officer

telephone appointer

様々な答えが返ってきます。

つまりその返事がわかるかどうかは医学英語ではなく、「一般英語」の知識にかかっているのです。

construction workerが

********************

「Doctor, I fell off the scaffolding which has been unstable for many years!!」

********************

と訴えたとします。

落ちたのはわかるけど、どこから落ちたんだ?

まあ、落ちたことには変わりがないからいいか。。。。

では駄目です!!!!

なぜでしょうか。

上記を読んでもう一度考えて見てください。

そうです。

これは「労災」の可能性が極めて高い疾病ではなく労務災害の可能性があることを見抜かなければいけません。

Scaffolding;(建築現場の)足場

なので事故当時の様子を詳しく問診する必要が出てきます。

なぜでしょうか。

そうですね。『労災申請』の書類を後で記載しなければならないからです。

「足場が濡れていて不注意ですべったのか」

「そもそも足場組みが不安定で工場側の責任があったのか」

そのあたりの判断根拠として問診内容が重要性を帯びてくることを実感していただければよいかと思います。

それぐらい、たった『一語』を聞き逃しただけで臨床は変わってしまうことがあるのです。ですから『医学英語』だけをやっていても臨床英語は伸びません。
医学英語とは氷山の一角。その海の下に沈んでいる氷塊となる「基礎体力」を育成することも大切なことなのです。


ヒンドゥー教の神、ガネーシャのように大きな耳でたくさんのことに耳を傾けましょう。

2013年10月3日木曜日

1.自己紹介/挨拶

1.自己紹介/挨拶

自己紹介は極めて重要な基本です。特に初診の際は必ず挨拶をしなければなりません。

挨拶をする。

名前を言う。自己紹介をする。自分の立場を説明する。

これらを行って初めて患者さんとの良好な関係を築く土台を構築することができます。

ちなみに海外の試験であるUSMLE STEP3やMRCS, MRCPのOSCEで、自己紹介をしなければ大きな減点対象となることを心にとどめて置いてください。


例えば午後診察を始めるとしましょう。


目の前に患者さんが来ました。

さて、どのように挨拶しましょうか。


そうです。


こういうところから始めていきましょう。最初は言葉に詰まって当然です。一文ずつ覚えていき、自分のものにしていきましょう。


この例であれば、午後診察ですので、

Good afternoon

と挨拶をまず入れるのがよいかもしれません。

事前に目の前にカルテ(Case note)が置いてあるはずですので(あるいは電子カルテ)、まず名前を確認しましょう。

********************

Good afternoon, Mr Taro Yamada. My name is Kei Jeffry.

********************


このようにまず挨拶をしましょう。

笑顔を忘れずに。第一印象はとっても大切です。握手をするものいいかもしれません。

では握手をしてくれたらどういえばいいでしょうか。

********************

Thank you, Mr Taro.

********************

サンキューなど当たり前、とばかにしてはいけません。握手を返してくれるのは「好意」のしるしです。皆が皆そうだとは限りません。ですのでしっかりと「感謝」を伝えましょう。


では続けましょう。


英語で質問を受けました。

********************

What are important things you have to pay attention to when you first see a patient?

********************

少し考えて見てください。

初診です。(First visit)

英語でキーワードを見つけてみて下さい。

質問を変えてみましょうか。

********************
What makes a patient feel more comfortable or by what attitudes you can make a patient think that you are a friendly, caring doctor?

********************

とりあえず日本語でもいいです。思いついたでしょうか。

1.アイコンタクト
2.笑顔
3.心のこもった握手

です。

1. eye contact
2. smiles
3. warmly shakes with patient's hand

これらは良好な患者さんとの関係を築く上でのKeywordなのでいつでも実践できるようになっておいてください。

(例題)

前日入院した患者さんに担当チームの一員として挨拶します。

あなたは医学部4年生の学生です。


*******************
Good morning, Mr Smith. I am a fourth-year medical student. I am very happy to meet you.

*******************

専攻医であればResidencyの学年を言えばいいですし(I'm R4 resident)、専門医であれば「I am a senior consultant in the department of general surgery」と言う風に紹介すればよいかと思います。




ではこの次にどんな質問をすればよいでしょうか。


*******************

Could I have your name/Could you tell me your name?

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名前を確認する。これが最初にやるべきことです。こちらから名前を言ってもいいですが(特に外来診察)、可能な限り患者さん本人に名前を言ってもらうようにしてください(意識障害患者を除く。その場合はリストバンドで名前・IDを確認)。




*******************

今からいくつか質問させていただいてよいですか?

May I ask you some questions?

Is that OK?


*******************



*******************

病院に来ようと思われた理由・問題をお話願えませんか?

Could you tell me about your problems which brought you into hospital?

What seems to be troubling you right now/at the moment?

Can you tell me what happened?

Can you tell me about the problem that has brought you here today?

I would like to ask you some questions. Is that OK?


*******************

上記の1,2つを確実に言えるようにしておけばよいかと思います。多くを覚える必要はありません。「いいな」と思ったものを

「10回口に出して繰り返す」

これだけで臨床英語能力は格段に上がります。騙されたと思ってやってみて下さい。