Translate/翻訳/中国語

話すための医療系英語のススメ

医療に従事する方々に少しでも英語に興味を持っていただきたく始めました。楽しく覚えて明日から使える英語です。

2016年6月9日木曜日

肝臓 英語

==ボギャブラリーアップ講座 Part  12==

今回は「肝臓」の接頭辞を学んでいきましょう。


接頭辞は

Hepat-/肝臓の

となります。

「B型肝炎」は

HBVと訳されることをご存じですね。

これは

Hepatitis B Virus

の略語ですね。


Hepatitis/肝炎

となります。


肝臓摘出術なら
Hepatectomy

ということができますし、

肝肥大なら

Hepatomegaly/肝肥大

となりますね。






2016年6月6日月曜日

歯茎・歯肉 英語

==ボギャブラリーアップ講座 Part  11==

今回は「歯」でいきましょうか。

「歯茎・歯肉」

英語でgum

ですね。

ちなみに「歯」は

Tooth/Teeth

です。



単数形がTooth


複数形がTeeth

ですね。

このサイトでは実は極力文法用語を使用しないようにしていますが、単数形・複数形はやっぱりやっぱり重要です(笑)。


また

「鈎つき攝子/有鈎攝子」は

========================
Toothed forceps
「鈎つき攝子/有鈎攝子 」


となります。

では

「無鈎攝子/鈎なし攝子」

は?


簡単ですね。

Non-Toothed forceps/無鈎攝子

となります。

時に

Plain forceps

と使用されることがありますが、臨床上「Plain」を使っている人にはまだ出会ったことがありません。カタログ上の分類ぐらいに思っていてよいのではないでしょうか。


======================

「歯茎」に戻りましょう。Gumです。

Gumはたくさんの意味があります。

チューインガムやら

一般語として、Gum「目ヤニ」と使用されます。



接頭辞は

Ginbiv-

となります。

少し聞きなれないかもしれませんね。

Gingiva/歯肉・歯茎

Gingivitis/歯肉炎

となります。


腸 英語 

==ボギャブラリーアップ講座 Part  10==


さて今日は「腸」を学んでいきましょう。

腸は英語で

intestine/colon/gut/bowel

色々な言い方ができます。

ただしやはり少しずつ差異があります。

まず

一般的に病院で「腸」と言いたいときは

Intestineと言ってしまうのがよいでしょう。

次に「患者さんに対して」使いたい時は

bowel

を使用するのがよいかと思います。

"How is your poop today?"

"How are your shits these days, dude?"

なんちゅーのはもってのほかです。

日本語にもある

「婉曲表現」

を使わなければいけません。

患者さんは食事中かもしれませんし、隣の患者さんが聞き耳を立てているかもしれません。

単語をマイルドするのもプロフェッショナルの役目です。


"How are your bowel movements?"

「お通じはどうですか?」
========================


Colon

と使用すると「大腸」をダイレクトにさすことになるので、意図的でなければ使用はさけたほうがよいかと思います。

Gut「内臓」

も悪くはないのですが、どちらかというと「魚」などの

「はらわた」

を想像させる単語であり、病院内ではあまり使用しているのを聞いたことがありません。


ですから

場合により

Intestine/bowel


を適宜使用していくのがよいのではないでしょうか。

=====================

接頭語に戻りましょう。

「腸」を意味する接頭辞は

Enter-

となります。

では単語を増やしていきましょう。


Enteritis/腸炎

Gastroenter-/胃腸の

Enterectomy/ 小腸切除術




-ectomy

==ボギャブラリーアップ講座 Part  9==

今日は接尾語・接尾辞を学んでいきましょう。

今日紹介するのは

-ectomy 

です。

よく使用される単語ですので覚えておくとたくさんの単語を作成することが出来ます。

====================================
-ectomy

Origin
from Greek ektomē ‘excision’, from ek ‘out’ + temnein ‘to cut’.
===================================

が語源となります。

つまり、

「切除」

することを

-ectomy

と表現するわけですね。

これと類似語が


-otomy

です。

この接尾辞は

「切開」

という意味を持っています。

つまり、

「切ることは確かである」

ということを語っているに過ぎず、「切除」するかどうかまではわからないわけです。

言い換えれば

手術はすべて「-otomy」で始まるが全てが「-ectomy」とは限らないのです。


例えば狭窄部を切開することで拡大するのであれば「-otomy」であり、「切除」ではありません。


ですから

「気管切開」は

Tracheostomy

となるわけです。


この

-otomy/切開

はたくさんの単語を作ることができます。

今まで学んだ単語を使用してみましょう。


Blephar-は「眼瞼」でしたから


Blepharectomy/ 眼瞼切除術

となりますね。

また胃を表す

Gastro/gastr-

と合成すれば

Gastrectomy/胃切除

となります。

皮膚 英語 Skin


==ボギャブラリーアップ講座 Part 8==


今回は「皮膚」の接頭辞を学びましょう。

皮膚は英語で

Skin

です。

Skinを英語で説明してみましょう。

======================
Skin is the soft outer covering of vertebrates.  
=========================

皮膚は

「脊椎動物の外表を覆う外被」

と説明されています。


では接頭語に行きましょう。

まず「皮膚科」は英語でなんといえばいいでしょうか。

Skin doctor

でもよいのですが、適当に言うときはいいのですが、医師に対して使用すればやはり失礼に当たります。

正確には

Dermatologist

ですね。

つまり

Dermat-

が「皮膚」の接頭辞に当たります。

単語を広げていきましょう。

Dermis/真皮

Dermatitis/皮膚炎

Dermatology/皮膚科

Dermatoplasty/植皮術








Brain  英語 脳血管造影

==ボギャブラリーアップ講座 Part 7==

今回は「脳」の接頭辞を学びましょう。

脳は英語で"Brain"ですね。。

ではこれを接頭辞で行ってみましょう。

例えば

「脳血管造影」を英語で言うとどうでしょうか。


Cerebral angiography

ですね。

細かいことを言う先生(笑)?だと

血管造影法はangiographyで症例提示の際フィルムを指さしながら使用する単語は

Angiogram

となるかもしれません。

というのも

血管造影「法」をいう場合には

angiographyという「検査の方法」を指す単語を使用し

血管造影の結果できた「画像」を説明する際には

Angiogramと使用されるのが通例だからです。

====================
 An angiogram is the result of angiography

「血管造影法によって得られる画像が『Angiogram/血管造影図』である」
===================

この文章が端的に示しているかと思います。


話を「脳」に戻しましょう。

「脳」を示す接頭辞は

Cerebr-/脳

です。
 
これはCerebral angiogram/血管造影図

からもわかりますね。

知識を広げていきましょう。

大脳は

cerebrum/大脳

cerebritis/脳炎

Cerebrospinal fluid/脳脊髄液

cerebropathy/脳症

です。

よい週末を!!!






心臓 英語

==ボギャブラリーアップ講座 Part 6==

今回は「心臓」を取り上げます。


心臓は英語でHeartですね。

ではこれの接頭辞は何でしょうか。

皆さんもよくご存じの単語です。

CPR
CPA

これは何を意味したでしょうか。

ちなみに英語で

「これはどういう意味ですか」

の言い方は

==================
What does CPR stand for?

「CPRは何の略語ですか」
=================

と聞くことができます。

CPRは

Cardio-pulmonary-Resuscitation
「心肺蘇生」

です。

日本語でも

「リサシテーション」がそのまま使用されていますね。

とういことで

心臓は

Cardi-

と変換できることがわかりました。

「心臓が大きくなること」


Cardiomegaly 「心肥大」

 
 
心臓内科は

Cardiologist

心臓病は

Cardiopathy

ということができますね。


Blephar- 

==ボギャブラリーアップ講座 Part 5==

今日は少し難しい「Blephar-」を取り上げます。


Blephar- = eyelid (瞼まぶた)

です。

これの形容詞は

Blepharal 「眼瞼の」

と使用することが出来ます。

またこれに

-plasty 「形成」

を使用すれば

Blepharoplasty 「 眼瞼形成術

ということができます。




Arthr-

==ボギャブラリーアップ講座 Part 4==

今回は「関節」の言い方を英語で学びましょう。

まず

「関節」を意味する接頭辞から学習していきましょう。


関節は

Arthr-

と表現されます。

これはギリシャ語由来で主に「上肢の関節を意味する」ものだったようですが、今ではどこの関節にも使用されるようになりました。


「関節炎」

は英語で

Arthritis 「関節炎」

- itis 「炎症」

と組み合わせることで作成できますね。

広義で


「関節症」と言いたい場合は

Arthropathy 「関節症」

ということができます。

-pathy 「症」

との組み合わせですね。



Angio

==ボギャブラリーアップ講座 Part 3==

今回は「Angio-」を学びます。

Angio

は日本語でもすでに頻用されていますね。

「今日はアンギオがあるよ」

というフレーズを脳外科や血管外科内科ではよく臨床で耳にすることがあるのではないでしょうか。

日本語の場合、ドイツ語の影響が大きいのか

アンギオ

と発音しますが、英語圏ではアンジオ

という発音に近いかと思います。

発音を確認したい方は

下記をクリックしてみてください。
=========================
発音
Angiogram
=========================

Angiitis


Angi(o)- 「血管の」

- itis  「炎症」

のCombinationですから

「血管炎」となります。

では

-genesis 「形成」

と組み合わせてみてはどうなるでしょうか。

そうですね。


Angiogenesis 「血管形成・血管増生」という意味になりますね。





adeno-

==ボギャブラリーアップ講座 Part 2==

今回は「Adeno」がテーマです。

adeno-

は接頭辞で「Gland/腺」を意味します。

では

Glandとは何でしょうか。


Gland/腺とは

体を構成する要素のひとつで、分泌を行いこれにより消化・吸収・排出の機能を行う構造物のことです。

ちなみにWikipediaを見てみましょう。
=====================

gland is an organ in an animal's body that synthesizes a substance such as hormones for release into thebloodstream (endocrine gland) or into cavities inside the body or its outer surface (exocrine gland).
======================

と書かれています。

つまり

GlandはOrgan(器官)でありホルモンなどを生成、血液に分泌したりする機能を有しているといっていますね。

ではこの接頭辞を使って単語を増やしてみましょう。

Adenopathy 「アデノパシー、リンパ節肥大」

Adenectomy 「腺切除」

Adenoma 「腺腫」


最後の

Adenoma/腺腫は

接尾語の

-oma

を含んでいます。

これは


-oma 「腫瘍・できもの」を意味する接尾語でありこれからも頻出しますので早めに覚えておいてください。

Gastro-

==ボギャブラリーアップ講座 Part 1==

接頭辞、接尾辞、語幹を学ぶことで単語力をUPしていきましょう。


まずは

Gastro-

です。

ギリシャ語由来で「胃」を表します。

この単語から


Gastric 「胃の」

Gastrontestinal 「消化管の」

Gastroenteric 「胃腸の」

Gastrectomy 「胃切除」

Partial gastrectomy 「部分的胃切除」


というように単語を増やしていくことが出来ます。

これに

「炎症」を意味する

-itis

を使用すれば

Gastritis 「胃炎」

と単語を作ることも可能です。

例えば「肝炎」なら

Hepatitis

ですね。

このように単語の語幹、接頭語、接尾語を知ることで今の知識を何十倍にも増やすことをこれからやっていきましょう。