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話すための医療系英語のススメ

医療に従事する方々に少しでも英語に興味を持っていただきたく始めました。楽しく覚えて明日から使える英語です。

2015年10月31日土曜日

医学英語 認められる

『~によく認められる』
英語で言ってみましょう。
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『これはよく小児に認められる』
など、医療関係ではよく見かける表現です。
認められるだから、admit??
違いますね。
同じ認めるですが、
Admit は『(ある出来事、事象の賛否)に同意する、しない』というような文脈で使用されますね。
ですから
It is common especially in pediatrics...

というように
Common
よく見られる
と使用することができます。

簡単な単語ですが便利なので覚えておくと何かと便利ですよ。

略語 英語 医学英語

『その略語はどういう意味ですか』
英語で言ってみましょう。
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まず会話を見てみましょう。
Aさん "You know, my friend went to hospital yesterday and doc recommended to go for investigation for my OSA."
Bさん"Oh, so you going for oxygen level monitoring and sleep pattern monitoring whole through the night, right?"
Aさん "Yeah, precisely. A bit troublesome,,,,,"
二人の会話をあなたは横で聞いてます。
なんだか二人ともOSAを「当然」知ってるものとして会話が進んでいきます。
多くの日本人はここでニコニコして聞き流すのですが、それは今日でやめにしましょう。
会話をうまーく遮って、OSA って何ですか?と言えるようにしましょう。
そうすると、あら不思議。
会話が聞こえるようになります(実は理由があります)
あなた "sorry for disturbing (ソーリーは言わなくていいのですが、それであなたが気持ちよく使えるなら使ってください)"
あなた
"May I ask you guys,,,,, what does OSA stand for?"
そうすればほとんどの人が
Aさん "Oh, yeah. We are talking about sleeping disorder, Obstructive sleep disorder"
となるはずです、、、、あなたが呼吸器関係者でない限り
(呼吸器か睡眠関係の医療関係者でこれを聞いたら、『まじで??』という反応があるのも覚悟しなければなりません)
それでも、、、、

わからなければ

聞く!
聞く!
ばかにされてもいいんです。
そこは新しい『単語』を、『ネイティブが簡単には説明してくれるチャンス』なのですから。
ここでガツンガツン聞いている人がやっぱり伸びます。
ただ、聞くだけで自分で調べない人はそのうち相手にされなくなりますので、聞いたらしっかりと調べて(Wikipedia の英語版を覚える、最低最初の一文)
それを次会ったときに、あれはこういう意味なんだねぇ、自分で調べてわかったよなど伝えると大体さらに説明してくれます。
ついでに、triviaを盛り込んで説明すると、さらに会話が弾むので試してみてください。
私は大抵日本の情報を追加するようにしています。

この前は麻酔の話になったので、華岡青州の妻の話をしました。そういうtriviaは結構喜ばれますよ。
コツは、
「相手に説明するつもりで文章を読む」ことです。

ためになりましたらシェアいただけたら幸いです

Seech 英語

"Speech abnormalities may hinder or prevent taking a history from a patient."
 
意味を考えてみよう。
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いつもそうですが、単語が一つわからないものが出てくると読み進めていくことが苦痛になるものです。今回はこの例文でやっていきましょう。
 
まず
 
Hinder
 
がよくわからない、という人が大半かと思います。
 
あとはスピーチ、アブノーマル
 
プリベント
 
ヒストリー
 
などなど。
 
文脈から
 
ヒストリーは
 
教科の『歴史』でもなければ、歌手の『レキシ』でもないはずです。
 
 
そうですね、病歴聴取の「レキシ」です。
 
またpreventという「妨げる、妨害する」という単語が併記されていますから、
 
 
「Hinder」はどうやらネガティブな、そっちの方向に行けない、単語の意味なんだろうな、とわかるわけですね。
 
 
ただ、、、、、
 
 
会話ですとおそらく聞き流してしまうかもしれません。
 
 
そういう時は、「想像」するか
 
「聞き直し」てください。
 
ただ医療関係者が数字や指示を聞き流すことはできませんので、
こういう「なんとなくわかっていればいい」単語は、ある程度聞き流しても会話にはついていけますね。
類推する力も大切な会話力です。
 
 
Hinder
 
ですが、
 
これは
 
〈…を〉妨げる,じゃまする 《★【類語】 hinder はある行為またはその進行のじゃまをして害・迷惑を及ぼす; obstruct は途中にじゃま物を置いて進行・運動を妨害する; impede は一時的ではあるが,故意に人や物の進行・運動を遅らせる》.
 
となります。
 
 
Preventと同じ意味ですね。
 

2015年10月10日土曜日

一過性 英語 TIA

「一過性」を英語で言ってみよう。
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よく知られているのは
一過性脳虚血発作
ですね。
略語で
TIAといいます。
ちなみに略語は
“Abbreviation”
ですね。
また
「その略語どういう意味?」
と聞きたいのなら
“What does the abbreviation stand for?”
といえばいいですね。
“What is that abbreviation?”
でもよいですが、Stand forを使うほうが会話がキリッと引き締まるように感じます。
さて、「一過性」
Transient
ということができます。
TIAは
Transient Ischemic Attack
ですね。
しかし、
Transientはやや難解英語になりますので、
「一時的に脳に酸素がいかなくなったようです」
という平文で使用するならば
“Temporally” “Just a short time” “not permanent”
というような言葉で言い換えればよいかと思います。
患者さんとの会話では極力医学英語を使用せずに説明できるようにしておくとよいですね。