ここで肩甲骨の「動き」を表現する英語を覚えましょう。
肩甲骨の『動き』は体幹との関係で表現されることに注意してください。
ですので、単純な「上下」「左右」とはなりません。
「上方への運動は『挙上』といいます」
これを英語で言ってみましょう。
「上方への運動」 upward movement
と汎用性の高い表現を使用してみましょう。
『挙上』はここではElevationです。解剖学的に決まった表現なので覚えてください。
文章を作りましょう。
「Upward movement of the scapula is called elevation」
ですね。
では「下方」はどうかというと
Depression; 下制
前方・後方移動は
abduction/adduction
上方回旋・下方回旋は
upward/downward rotation
です。
これはかなり特殊な動きなのでしっかりと覚えて見てください。
次に肩関節への理解を深めていきましょう。
矢印は「上腕骨骨頭」を示しています。
この骨頭は「半球状」を呈しています。
この半球状を英語で表現してみましょう。
球は「Ball」ですね。
でもボールだと芸がありません。
もう少しましな表現があったらいいですね。思い浮かびましたか。
そうです。
Sphere; 球体
これを使いましょう。
「上腕骨骨頭関節面には半球状を呈する構造を認める」
これはどういえばよいでしょうか。
もっと簡単に言えば
「上腕骨骨頭関節面は半球状をしている」
でいいですね。
「The articular surface is half of a sphere」
簡単ですが、これでいいのです。
ここでまた問題です。
肩関節の動きを説明しています。屈曲と伸展を説明しているがわかるかと思います。
屈曲はFlexionです。曲げると言っても肩関節のみの動きです。動かす方法は肘の屈曲と同様に解剖的正位で前方に手を上げていく運動を指します。
「前ならえ」と言えばわかりやすいでしょうか。
一方、伸展は飛行機の格好をするように、両手を後ろにピンと伸ばした姿勢を言います。
Movement forward and ( ) is called flexion. Movement downward and ( ) is called extension.
この括弧に入るだろう動作を示す単語を考えて見てください。
どうでしょうか。
最初のものは前方・上方に動かすので、upwardが入ります。
二番目の括弧には下方・後方が入るので、backwardが入ります。
この種の動きを表現する単語は重要ですので、そのつど覚えて言ってください。経験上まとめて覚えるより例文で覚えていくほうが頭に残りやすいと思います。
最後に肩関節のもう一つの動きについて説明して終わりにいたします。
Movement away from the side of the body is ( ).
The opposite movement is ( ).
肩が体幹から離れていく動作を説明していますね。今までは「単語」ばかり覚えていたかと思いますが、これからはこの『説明』を覚えるよう努力してみてください。英語力が急激にUPしていくはずです。
聞いたことがある単語だと思います。
最初に入るのは「外転」です。
ab-ductionです。
「Up-duction」と覚えよう、とよく海外の授業で教えられています。
次に体幹に近づいていく動きは「内転」と言われます。
ad-ductionです。
add-, addict, と近づいていく、くっついていく、付加する、加える。そういう接頭語である「ad-」を持っている単語です。
このabduction, adductionは色々なところで出てきますので重要単語に含まれます。
では次に「内旋」と「外旋」に移りましょう。
Rotation which moves the front of the
arm towards the body is internal rotation.
これは「内旋」の説明です。では「外旋」はどうでしょうか。
Rotation ( ) is external
ここに何をいれれば「内旋」の動きを説明できるでしょうか。
ここで「英語で説明」のTipです。
『言えない時は、「言えた」ことの反対で説明する』
です。
つまり、
「今説明したのと反対側の動きです」とやればいいわけです。
ということで
the other way
を使ってみましょう。
the movement the other way is called external rotation
これで両方の説明ができるようになったはずです。
今までのまとめをみてきましょう。
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