「Discharge」した患者さんから「Discharge」??
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Dischargeという言葉は病院で勤務していると必ず耳にする英単語です。
基本的には
Discharge「退院」を指します。
The patient at Ward 99 will be discharged soon.
もうすぐ退院するよ。
となるわけです。
しかし実は
「Discharge」した患者さんが「Discharge」で戻ってくることがあります。
何を言っているのでしょうか。
そうです。
Dischargeにはもう一つ病院内で重要な意味を持つことがあります。
The patient who was just discharged from Ward 99 came back with wound discharge.
「退院したばっかりの99病棟の患者さんさあ、創部からパスがでて戻ってきちゃったよ。。。。」
というような使い方がされます。
Dischargeとは
本来
「離れていく」という語音を持っています。
病院から離れていく → 退院
創傷から出て行く → (うみが)出てくる
また電気的刺激などでの
放電をDischargeと表現することもありますが、病院内の話に今回は限りますね。
手術創から、なんであれ、脳脊髄液であれ、腹水であれ、膿であれ、血腫であれ(基本的には液体物を指すことがほとんどですが、、)、
Dischargeと表現されます。
じわーーーとにじみ出ているような、いわゆる配水管からの水漏れ、を表現するような際は
seepage
と使用されることがありますが、「一般的用語」であり、専門家同士で使用すべき単語ではありません。
ただ患者さんへの説明の際にはイメージがしやすく、使用することがあり、便利です。
Dischargeした患者さんがDischargeで来院。
しゃれになりませんが、外科では時にみかける表現です。